タイトル:「どうなる? マイナンバーカードと健康保険証の一体化!」

 みなさんはマイナンバーカードをお持ちでしょうか?

2015年10月からマイナンバー通知(個人番号通知)が始まり、翌年の2016年1月からマイナンバー制度が開始しました。

本人の顔写真、氏名、住所、生年月日などの記載があるマイナンバーカードを申請すると、

決済サービス等で使えるマイナポイントがもらえると言う特典に心動かされ、申請された方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

 

さて、そのマイナンバーカードですが、政府は現在使われている健康保険証を2024年秋に廃止し、マイナンバーカードへ一体化した形に切り替えると発表しました。

【マイナ保険証のメリット】

・通院が便利

 医療機関や薬局での受付けが顔認証つきのカードリーダーで自動で済ませられる

・データの共有

 健康診断の情報や過去に処方された薬などのデータが共有される

・ポイントがもらえる

 カードを健康保険証として登録、申請すると7,500円分のポイントが付与される

 ※申請受付期間は2022年6月30日~2023年2月28日迄で、カードの取得を9月末

  迄に申請しておくことが必要です。

その他、就職・転職・引越しをしても健康保険証として使用できますし、確定申告の医療費控除が簡単になります。

【マイナ保険証のデメリット】

 ・診察料が高くなる

  データを共有するシステムを使用するため、3割負担の患者さんの場合、初診で最大

21円、再診で12円の追加医療費が生じるようです。

 ・使える医療機関などが少ない

  2022年5月15日時点で、マイナンバーカード保険証を利用できる医療機関や薬局は全体の2割程度、顔認証付きカードリーダーを申し込んだ医療機関も6割弱となっており、残念ながらまだ使い勝手が良い制度とは言えません。

また、大阪府保険医協会が『マイナンバーカードを保険証として使用できるシステム』について実施したアンケートによると、“導入しない”と“検討中”が6割5分を占めているようです。

【街の人の声】

・現在申請中なので、手元に届いたら健康保険証として使ってみたい

・手続きの仕方がわからない

・通院している病院では使えないので使っていない

・紛失や個人情報漏洩が怖い

 

【おわりに】

 政府と医療現場、政府と国民それぞれの間での隔たりは否めず、まだまだデメリットの方が多いような気がしますが、

2022年6月から開始されている『マイナンバーカードでマイナポイント第2弾』でもらえる最大20,000円のマイナポイントも

大きなメリットの一つとして、申請を検討されても良いかもしれません。

 

 

編集者:シマ

参考資料:マイナポータル他

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